1日12時間労働も違法ではない!労働環境が過酷で悩んだ時の解決法
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- 1日12時間労働をしている
- 週5、週6どころではない。
- 10連勤も当たり前のバイト生活!
ダブルワークによる副業が当たり前になったコロナ禍。
しかし、実際に仕事をしている時って人はちょっと価値観が変わってくる。
「まあこんなもんだ」
どこかでこんなことを考えていませんか?
- 企業に勤めるとはこれが普通。
- 労働基準法で違法でもこの会社は何もしないはず
- 自分の考え方が甘いのかな?
結局、1日12時間労働を課せられてもそれが普通と思ってしまう。
私も過去には16時間労働をほぼ毎日経験してきた。
休みの日も出勤や出張
原因は社内の人手不足
意味がわからない。
結果的に、実質週休1日。
10年以上こんなことをしている人も珍しい話しではありません。
でもそれって限界が来ますよ。
大人になると「普通」はマヒする
私は限界がきたことが何度もあります。
研修期間でも誰かが倒れる。
こんな環境に父親や母親はこう話す。
「お金をもらうとは大変なこと」
慰めの言葉よりも先に、説得。
こんなの気が休まる余裕もない。
20代で人生に絶望する
- 同僚と一緒にランチが当たり前
- 自分の時間なんてほぼなし
- コンビニのおにぎり食ってるだけの生活で虚しくなる
こんな日常に疲れる。
- 好きじゃない仲間と一緒に励ましあう
- 好きではない上司の話を聞いているだけの時間
こんなのは、苦痛でしかない。
学生の時には、多くの人に「夢」や「希望」があったはず。
でもそれがすべて自己否定感に変わる。
要領が悪い。
優先順位
こんな言葉に右往左往する日々が続く。
体力的にも精神的にも疲弊
自分一人では、新しい情報を知る機会もない。
毎日9時から10時には出社。
終電過ぎの帰宅。
こんな生活をして、余力とか時間の余裕なんて存在しない。
このまま30代になったらどうなる?
結局、時間の安売りをしているだけの毎日。
遊ぶ時間すら奪われる日々。
これで価値観が変わらない人は少ない。
月収20万円以下の社畜
結局、それだけ働いていくら稼ぐのか?
この答えが、月収20万円以下が当たり前になった。
20万円を稼ぐために、時給1000円でも1ヶ月200時間以上働く必要がある。
会社員なら、1日8時間で考えると25日働くことになります。
こんな生活を続ける意味は?
この答えに、洗脳されている人はこう答える。
「自分よりも働いている人はたくさんいる」
これって、結局、自分の環境よりも恵まれない人を見て、まだマシと思う考え方。
でもこれでは感覚はマヒしている。
なぜそう言えるのか?
- ○○さんは、深夜2時まで仕事している
- 土日休みなんて羨ましいと言われた
- 残業は月200時間超えてから
こうやって、誰かと比較することで自分の普通が変わっていく。
これを洗脳と思っていないから怖い。
社員の怒りが爆発する瞬間
結局、日本人は穏やかな人が多い。
普段は温厚な性格の人が多いと思う。
でもだからと言ってその性格を利用するのは違うだろ。
すべてを受け流せると思われている。
そんな相手に私もさすがにプッツンしたことがあった。
しりぬぐいを全て任せる社内体制
- 部下のやったことはすべて上司の責任
- 全く関係ないこともすべてぶん投げる経営者
- 関係のない事案でも県外から呼び出す上司
こんな状況に見舞われた時、私もさすがにストレスの限界に達した。
「ふざけるのもいい加減にしてください」
こう思っていても吐き出さない人は多い。
真面目すぎる。
結果、自分がすべてを背負うことでヒーロー扱いされるほうを選ぶ。
こんなのは、自分で自分を苦しめていることにしかならない。
追い詰めた後何もしない会社
最後には、うつ病になる。
診断書を出しても会社は「じゃあ休んで」。
その後の復帰に対する体制も変えようとしない。
これでは、何が安定や安心なのか分からなくなってしまう。
時間の使い方で人生は開ける
私は、正直最初からこの業界で生きていこうなんて思っていなかった。
でも、ある日そのチャンスが突然訪れた。
休職中というわけではないのに、今の働き方改革の波に乗ることができた。
そして、ちょっと違う世界を知ってしまった。
- 自分のスキルと市場価値
- 会社員時代の自分の手取りの額
- 社会保険しか頼るものがない組織という籠
転職をしても給料が下がる時代
- キャリア採用
- 中途採用
こんな言葉に前職より稼げると考える人は多い。
しかし、結局はそういう会社も最初と数ヶ月後では全く違う態度を取ってくることも多い。
典型的な例は、
- 業績悪化
- コロナの影響
こんなことを言い始めて、お金に関しては迅速に対応をしてくる。
結果、20代で年収200万円台の人生がそのまま30代に持ち越しになる。
いつになったら、年俸500万とか600万円の生活になるのか?
この答えは、全く叶わないまま労働時間がまた伸びる。
自分の時間がない人は能力に限界がくる
どういうことか?
自分の時間がないと以下のような流れになる。
- 心身を休める時間がない
- 新しい情報を収集する時間もない
- 新しい世界を知る機会を失う
- 勉強することを諦める
結果、その人には、その先の人生で新しいビジネスを知る機会さえ失う。
年収1000万円はすごいのか?
正直、会社員の時代に社員同士を見たら、1000万円はすごいと思っていた。
でも、自分が対法人相手になったらどうだろう?
月10万円~30万円の仕事の依頼を受ける。
10万円なら、100個こなす。
20万円なら、50個こなす。
30万円なら、33個こなす。
たったこれだけで、年間1000万円に到達する。
正直、スキル一つでお金は稼げる時代になった。
会社員は、給料を軸に考えるから、おかしくなる。
自分の労働を時間と時給とで考える。
こうすれば、認められる仕事をすれば、誰でも1000万円はかせげるようになる流れを作ることができる。
過酷な労働状況から抜け出す方法
働き方改革ってなんだ?
勤務時間を超えて労働をさせられるのはどうなの?
労働基準法に違反しているかも!
休憩も短いし、違法な働き方をさせられているかも!
こんな気持ちになったら、まずは以下の点を確認しましょう。
- 労働基準法「残業代」関連の内容
- 36協定の有無
- 正社員の求人の記載内容「業務内容」
- 採用時の労働条件に記載されている時間外労働や残業代の規定
- 面接のときに説明を受けた内容(メモなどの準備をした人のみ)
あくまでも、労働時間を1時間でも超えると、残業代が必ず支給されるという労働条件なら、もちろん残業代未払いの請求が可能になります。
労働基準法の休憩、休日規定
労働基準の中には、「労働時間・休日」が下記のように記されています。
-
使用者は、原則として、1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはいけません。
-
使用者は、労働時間が6時間を超える場合は、45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩を当てなければいけません
-
使用者は、少なくとも毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければなりません。
時間外労働協定(36協定)
労働者の過半数で組織する労働組合か労働者の過半数を代表する者との労使協定において、時間外・休日労働について定め、行政官庁に届け出た場合には、法定の労働時間を超える時間外労働、法定の休日における休日時間が認められます。この労使協定を「時間外労働協定」といいます。なお、時間外労働時間には限度が設けられています。
労働時間や休日については、法改正の内容も確認しましょう。
時間外労働(休日労働は含まれない)の上限は、原則として月45時間、年360時間となり、臨時的な特別の事情が無ければ、これを超えることはできない。
臨時的な特別な事情があって、労使の合意がある場合でも
年720時間以内に設定する。
時間外労働+休日労働は、月100時間未満であり、2~6ヶ月平均80時間以内とする必要がある。
原則である月45時間を超えることができるのは、年6か月までとする。
法違反の有無は、「所定労働時間」ではない。「法定外労働時間」の超過時間で判断される。
大企業は、2019年4月からの施行、中小の適用は、2020年4月以降。
他にも、休日の時間外労働等を強制されるようなら、労働基準監督署に相談することが大切です。
別に退職する、しないを問わずサポートを受けることは可能です。
辞める前の基本的な準備
基本的には、定時であがることはない。
月給を見ても、見込み残業代などが記載されていたこともない。
こんな状態であれば、以下のような準備をしましょう。
- タイムカードを打刻した際には、写真を残す(カメラが無ければ、メモをする)
- 休日にも当然のように、会社から連絡があった際には、その証拠を全て記録する
- 入社する前の労働条件と大幅に異なると思ったら、具体的に一日の労働内容を出社から定時までの業務内容を含めて細かく記載しておく
こうした内容でも「自分が今の現状で感じたこと」を素直に記載しておきましょう。
例えば、
- 1時間休憩でしっかり休むのは困難なシステムになっている
- 基本的には昼も夜も問わず顧客からの対応が求められる
- 休日をもらってもプライベートな時間がほとんどない
「これはおかしい」「もう無理!早く辞めたい」など、自分が率直に感じたことを記載しておくことが大切。
一切何も書かずに事実だけを記載しても、その時の証拠も何もなかったら、相手のとらえ方も変わってくる。
さらに、仲介に入って、先方と交渉をしてもらう際にもどう連絡を取るのかというのかという戦略を立てる時に役に立つ。
まず、質問を受ける前に、どんどんメモや証拠を提出するようにしましょう。
アルバイトやパートの労働環境
非正規雇用の人たちのほうが正社員よりも厳しい労働環境になっているという声も高まっている。
辞めたいと言えない状況に追い込まれた世代は、特に相手のいいなりになるしかないという状態になってしまっているケースが目立つ。
パートやアルバイトも平成20年4月1日以降で法律が変わっていますよ。
例えば、事業主は、パートタイム労働者を雇い入れたときは、速やかに、「昇給の有無」、「退職手当の有無」、「昇給の有無」を文書の交付等により明治しなkればならない。
この法律に違反した際には、10万円以下の過料があります。
たったこれだけのことでも純粋に時間が経過したら、労働者が忘れていることが多い。
違反の場合は、行政指導の対象となります。
ごまかされた時には、諦めるべき?
いいえ。違います。
Q1.当社のパートタイム労働者の中には一度説明しても納得せず、連日のように説明を
求めてくる者がおり、業務に支障がでています。このような場合にも、パートタイ
ム労働者から説明を求められれば、その都度対応しなければ法違反となりますか?
A.第13条の説明義務は、パートタイム労働者から求められればその都度説明し
なければならず、1回説明すればよいというものではありません。ただし、パー
トタイム労働者が納得するまで説明を求めるものではありませんので、事情
の変化がないにもかかわらず、同じパートタイム労働者が、同じ事項につい
て繰り返し説明を求める場合についてまで、事業主に説明義務が生じるもの
ではありません
理解ができないと思ったら、素直に伝えてみると良いでしょう。
都合が悪いと逆ギレするような会社だからと諦める必要はありません。
労働法の第13条にある「説明義務」を果たしてください。
たったこれだけでも、あなたの言いたいことが伝わるはず。
しかし、勘違いをしないでいただきたいのが、納得できないと思ったことをくいついて、相手を説得するために説明を求めるというのは対象外です。
あくまで、交渉するための説明ではありません。
しかし、理解ができない場合は、必ず曖昧にしないで、相手に説明を求めることが大切です。
引用元