扶養家族とは？

扶養家族とは、経済的に生計を維持している人（扶養者）に養われている家族のことです。

扶養家族には、

• 「税法上の扶養親族」
• 「健康保険上の被扶養者」

の2種類があります。

扶養家族数の数え方

扶養家族数の数え方は、税法上の扶養親族と健康保険上の被扶養者で異なります。

税法上の扶養親族

• 16歳以上の親族（配偶者を除く）
• 年間の合計所得金額が48万円以下
• 扶養者の生計費によって生活している

健康保険上の被扶養者

• 三親等以内の親族（配偶者を含む）
• 年間の収入が130万円未満（60歳以上は180万円未満）
• 扶養者の健康保険で医療費を負担している

扶養家族数の注意点

配偶者

配偶者は扶養家族数に含みません。

ただし、配偶者が扶養親族に該当する場合。

配偶者控除を受けることができます。

年齢

16歳未満の親族は、税法上の扶養親族には該当しません。

ただし、健康保険上の被扶養者には該当する場合があります。

所得

扶養家族の所得金額が一定額を超えると、扶養家族から外れる場合があります。

扶養家族数と税金

扶養家族数が多いほど、所得税や住民税が軽減される場合があります。

これは、扶養控除という制度があるためです。

扶養控除の金額は、扶養親族の年齢や種類によって異なります。

扶養家族数と手当

会社によっては、扶養家族数に応じて家族手当や住宅手当などが支給される場合があります。

履歴書や年末調整での書き方

履歴書や年末調整の書類には、扶養家族数を記入する欄があります。

記入する際は、税法上の扶養親族の数を記入します。

扶養家族数は、

• 税金
• 社会保険
• 手当

などに影響する重要な情報です。

この記事を参考に、扶養家族数の定義や数え方を正しく理解しておきましょう。

必要な手続きを行いましょう。