キャリアプランが思いつかない原因と簡単な考え方と書き方【面接対策実例付】
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キャリアプランは、自分の職業生活における方向性を示し、目標を達成するための重要な道筋です。
しかし、キャリアプランを策定することは簡単なことではありません。
多くの人が「自分の将来はどうなるのか?」と悩み、思考が停滞してしまうことがあります。
そんなときには、冷静に考え、計画を立てる手助けが必要です。
今回の記事では、キャリアプランの基本的な考え方から、実際のプランの立て方、そしてキャリアプランがまだ明確でない場合の面接対策について説明します。
将来のキャリアを見据え、自己成長と成功に向けて一歩前進しましょう。
私が面接官の時代に面白いと思えた実話もご紹介します。
キャリアプランとは?
キャリアプランは、あなたの職業的な目標やキャリアの方向性を設定し、実現するための計画です。
まずは、キャリアプランとは何かについて説明し、なぜそれが重要なのかを探求します。
キャリアプランの重要性
キャリアプランは、あなたの職業的な将来に対するビジョンを明確にする手段です。
プランにより、あなたの目標や希望を明確にし、それに向かって効果的に進む方法を見つけるのに役立ちます。
キャリアプランは、あなたの職業生活における方向性や目的を設定するプロセスであり、将来の成功に向けたロードマップを提供します。
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キャリアプランが思いつかない原因
キャリアプランが思いつかない、あるいは立てられない理由はさまざまです。
自己認識の不足
一つは、自己認識が不十分であることが挙げられます。
- 自分の強みや弱み
- 興味や関心
- 価値観
などを明確に理解していないと、適切なキャリアプランを立てることは難しいでしょう。
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将来への不安
また、将来の不確実性や変化に対する恐れも、キャリアプランを考える際にブロックとなることがあります。
情報不足
さらに、情報収集が不足していることも、適切なキャリアプランの立案を難しくします。
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キャリアプランの簡単な考え方
キャリアプランを立てるための基本的なアプローチは、次のステップで構成されます。
【自己評価】
自分自身をよく理解しましょう。
自分の強み、弱み、興味、価値観を明確にしましょう。
【目標設定】
どのようなキャリア目標を持ちたいかを明確に定義しましょう。
中期的な目標と長期的な目標を設定することが重要です。
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【情報収集】
選択したキャリアパスや職業に関する情報を収集しましょう。
- 業界のトレンド
- 要件
- 必要なスキル
- 求められる人材
などを理解することが大切です。
【行動計画】
目標に向かって進むための計画を立てましょう。
必要なスキルや経験を獲得する方法を考え、実行に移しましょう。
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【フィードバックと修正】
キャリアプランは柔軟で修正可能であるべきです。
途中で評価し、必要に応じて修正しましょう。
つまり、不完全なもので良いのです。
とりあえず、なにか方向性があればいいのです。
簡単に言えば、
- 20代女性と話す機会が多い仕事をしたい
- 30代の既婚者が多い職場で働きたい!
- 東京、大阪、福岡で働きたい!
とにかく最初は漠然とした一歩から始めましょう。
その上で、相手や環境、状況に必要な条件を一つひとつ紐解きます。
キャリアプランの簡単な書き方
キャリアプランを文書化することは、将来の目標を明確にし、実現に向けて進む助けになります。
キャリアプランを書く際には、以下のポイントに注意しましょう。
【具体的で明確な目標】
どのような職業に就きたいか?
どのようなスキルを磨きたいか?
を具体的に記述しましょう。
この答えを考える時にも、最初は、接客でも良いです。
でもその接客でスキルは?と言われたら、セールストークなのか、聞き役なのかを考えてみましょう。
【期限設定】
目標達成までの期限を設定しましょう。
期限を決めることで、目標に向かって計画的に行動する助けになります。
最初は、1日ではなく、1時間単位でも大丈夫です。
今日と明日の2日が頑張れたら、3日、1週間、10日、2週間と徐々に伸ばして少し先までの目標を考えましょう。
【行動ステップ】
目標達成に向けて、具体的なステップやアクションをリストアップしましょう。
これにより、計画を実行するための手順が明確になります。
【達成基準】
目標達成の基準を設定しましょう。
どのような成果や結果を期待するのか?
こんなことをいきなり考えても難しいでしょう。
ですから、まずは毎日コツコツ続けられたら自分をほめてあげます。
まず、続くかどうかを明確にしましょう。
【途中評価と修正】
キャリアプランは柔軟で修正可能であるべきです。
途中(1週間~2週間)で進捗を評価します。
必要に応じて計画を修正しましょう。
キャリアプランが思いつかない時の面接対策
キャリアプランを持っていないと、面接で質問された際に困ることがあります。
しかし、次のポイントに注意すれば、面接での対応がスムーズになります。
過去の経験を強調
過去の仕事や学業で獲得したスキルや経験を強調しましょう。
これは、将来のキャリアに役立つ要素を示すのに役立ちます。
特にないという人は、今楽しんでいることを伝えましょう。
重要なのは、自分自身が生き生きと話すことです。
学習意欲をアピール
キャリアプランが確立されていない場合でも、学び続ける意欲をアピールしましょう。
たとえば、直接関係なくても、表現力を磨いているというのも良いでしょう。
表現力は、コミュニケーションにも役立ちます。
新しいスキルや知識を習得することへの意欲は、多くの雇用主にとって魅力的です。
企業研究
面接前に企業を十分に研究しましょう。
その企業が求めるスキルや価値観に合致する要素を強調することが大切です。
1つで良いので、他の会社には掲載されていない「フレーズ」を見つけましょう。
その一言が今の自分に刺さったと伝えることで、どういう感性を持っているのかをアピールしましょう。
将来の目標への言及
キャリアプランが確定していなくても、今やっていることは言えます。
将来の目標や興味を話すことは難しいかもしれません。
しかし、面接官に今のありのままの自分が何をしているのかを共有しましょう。
きっと、やっていることを話すあなたは輝いて見えるはずです。
読書が好きで毎日同じ作家の本を読んでいるでも良いのです。
学ぶ姿勢、続ける努力、刺激を受けて日々を楽しんでいる姿。
こういう生きがいを持つ人を企業は待っています。
キャリアプランが思いつかない場合でも、自己認識や行動計画を練ることで、将来に向けた方向性を見つける手助けになります。
面接での対応においても、前向きな姿勢と学び続ける意欲を示すことが大切です。
私自身も10年以上人事担当者として、面接官、新人育成を担当してきました。
その時、相手が体裁で繕っているのかはすぐにわかるようになりました。
印象に残ったキャリアプランの実例
私が過去の面接担当で今でも忘れないキャリアプランの回答があります。
趣味最優先の生き方が可能な職場
30代女性でした。
趣味は「ミュージシャンのライブ鑑賞」
「1年に1回のその日が自分のすべて。」
彼女は、目をキラキラさせて、こう語りました。
- その日にお金を自由に使うために働きます。
- そして、その日は何があっても休みます。
こう語った彼女が採用されました。
そして、本当にその言葉通り、毎年ライブの日は彼女は休みでした。
でもその日のために必死になってくれる姿を見て、みんなが「わかりやすくていい」と言ってくれたのです。
趣味がある。
たったこれだけでもキャリアプランはできますよ。