ハローワークなどで離職率を調べる方法
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転職先を検討する際には、離職率を調べることも大切です。
離職率が高い企業や業界では、さまざまな問題を抱えている可能性があります。
本記事では、ハローワークなどで離職率を調べる方法について解説します。
離職率とは?
離職率とは、一定期間内に退職した従業員の割合を示すものです。
離職率が高い企業や業界では、従業員の定着率が低くなります。
人材流動が活発であると判断できます。
ハローワークでの離職率の調べ方
ハローワークでは、離職率を調べることができます。
ハローワークで離職率を調べるには、以下の手順で行います。
- ハローワークの窓口で「離職率の資料をください」と伝える。
- 離職率の資料を受け取る。
離職率の資料は、ハローワークの窓口で無料で受け取ることができます。
資料には、各企業や業界の離職率が記載されています。
その他の方法で食率を調べる方法
厚生労働省の「雇用動向調査」で調べる
厚生労働省は、毎年「雇用動向調査」を実施しています。
その結果を公表しています。
雇用動向調査には、企業の離職率に関するデータも含まれています。
厚生労働省の「雇用動向調査」で離職率を調べるには、以下の手順で行います。
- 厚生労働省のホームページにアクセスする。
- 「労働統計」のページを探す。
- 「雇用動向調査」のページを探す。
- 離職率に関するデータを確認する。
厚生労働省の「雇用動向調査」は、業界別や地域別の離職率を調べることができます。
離職率を調べるポイント
離職率を調べる際には、以下のポイントに注意しましょう。
離職率の単位を確認する
離職率の単位は、一般的に「100人あたり何人」で表されます。
そのため、離職率の単位が「1000人あたり何人」となっている場合は、10分の1に換算する必要があります。
離職率の期間を確認する
離職率は、一般的に「3ヶ月」「半年」「1年」「3年」などの期間で算出されます。
そのため、離職率の期間を確認しましょう。
比較対象とする企業や業界の離職率の期間と一致させる必要があります。
離職率の業界別平均値
厚生労働省の「雇用動向調査」によると、2022年3月末時点の離職率の業界別平均値は、以下のとおりです。
業界 | 離職率(%) |
---|---|
製造業 | 9.3 |
卸売業・小売業 | 10.2 |
サービス業 | 10.1 |
建設業 | 10.6 |
運輸・郵便業 | 9.8 |
情報通信業 | 9.2 |
金融業・保険業 | 7.7 |
不動産業 | 7.5 |
離職率の高い業界ランキング
厚生労働省の「雇用動向調査」によると、2022年3月末時点の離職率の高い業界ランキングは、以下のとおりです。
順位 | 業界 | 離職率(%) |
---|---|---|
1位 | 飲食店 | 15.7 |
2位 | 宿泊業 | 15.6 |
3位 | 医療・福祉業 | 13.6 |
4位 | 教育・学習支援業 | 12.9 |
5位 | 芸能・スポーツ関連サービス業 | 12.8 |
離職率が高い業種への転職方法
離職率が高い業種への転職を成功させるためには、以下の点に注意しましょう。
業界や企業の特徴を理解する
離職率が高い業界や企業には、さまざまな特徴があります。
そのため、業界や企業の特徴を理解した上で、転職を検討しましょう。
自分のスキルや経験をアピールする
離職率が高い業界や企業では、すぐに戦力となる人材を求めています。
そのため、自分のスキルや経験をアピールして、採用担当者にアピールしましょう。
転職後のサポート体制を確認する
離職率が高い業界や企業では、人材流動が活発なため、転職後のサポート体制が充実しているかどうかを事前に確認しておきましょう。
ハローワークで離職率を調べることで、転職先の企業や業界の離職率を把握することができます。
離職率を調べて、転職先の選択に役立てましょう。