プロジェクトマネージャー【PM】とは?it業界の仕事内容や年収・スキル,向いている人の特徴
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- IT業界に就職(転職)したいと思っている
- プロジェクトマネージャーとはどんな仕事をするのだろう?
- 仕事内容や年収、キャリアパス等が知りたい
こんな悩みを解消します。
10年以上IT業界に携わってきたからこそ伝えたい現場の実態をご紹介します。
今回の記事では、プロジェクトマネージャーとは?について、以下の目次でご紹介しています。
プロジェクトマネージャーとは
プロジェクトマネージャーとリーダーの違い
プロジェクトマネージャーに必要なスキル
プロジェクトマネージャーの年収目安
プロジェクトマネージャーのキャリアパス
プロジェクトマネージャーの求人比較ポイント
プロジェクトマネージャーに向いている人
プロジェクトマネージャーとは
まず、IT業界には、いくつか仕事があります。
- システム開発
- 環境整備
- プロジェクトの進行管理
などがあります。
簡単に言えば、プロジェクトマネージャーとは、まとめ役のこと。
仕事内容は多岐にわたります。
計画の策定
クライアント(顧客)からのヒアリングからはじまります。
課題は以下のような内容。
- 規模や予算、スケジュール(行程)
- 必要な人員や工数の計算
- どのようなシステムを開発するのか?
等があります。
社内のチーム編成
プロジェクトを一人で対応することは困難です。
各部署からの人選やチーム編成、リーダーの決定等も検討します。
プロジェクトの管理
社内向けには、プロジェクトチームのスケジュールや進捗、管理を徹底します。
社外向けには、プロジェクトの進行状況や各セクションごとの添削、修正依頼等を確認します。
トライAndエラーとなる場合、問題(不具合)等が発見された際のスケジュール調整が重要な仕事となります。
社内の人間関係やストレス緩和
各個人のスキルやストレス指数の管理も行います。
チーム内で進行が遅れているスタッフに対し、どうすれば業務を効率化できるのかをスキルに合わせてメンバーにサポートや指導を行う必要があります。
最終評価やアフター
納品まで完了した際には、振り返りを行います。
- 個人のスキルの確認
- 予算やスケジュール管理の問題点
- プロジェクト全体における成功要因
- IT関連の知識についての確認
- コミュニケーションについて
など社内的にも社外的にも対応を一度まとめ上げる管理責任者となります。
プロジェクトマネージャーとリーダーの違い
プロジェクトをマネージメントするのが、マネージャー。
プロジェクトを社内的にのみ管理するのが、リーダー。
つまり、対象とする範囲が異なります。
プロジェクトマネージャーに必要なスキル
マネージャー職は、リーダーとは異なるスキルが求められる。
具体的には、コミュニケーションスキルになります。
社外的には、交渉術
社内的には、コミュニケーション能力
いずれも必要不可欠なものとなります。
社内的なマネジメントスキル
リーダーへの不満や社内の進行に関する課題、不安要素を発見した際に、黙っているのが苦手なスタッフもいます。
このような課題にどう対処すれば、その場の相手の気持ちを緩和できるのか?
これだけを考えるのが、リーダー。
しかし、押し付けるのではなく、スケジュールを調整することも視野に入れて考えるのが、マネージャーです。
社外的なマネジメントスキル
マネージャーは、社外的にやりにくい人に対する社内側の説明や交渉が苦手な人では難しい仕事です。
あくまで、全体的なバランスを管理することができるのか?
この点が重要になります。
プロジェクトマネージャーに資格は不要
これまでの内容は、大半が人と人を繋げる仕事。
IT業界に多いITストラテジスト試験や応用情報技術者試験などにトライすることが重要なのではありません。
問題は、KPI、KGIを徹底して管理することができるかどうか?
試験的にではなく、現場単位でもっと言えば、個人単位で仕事の能力やモチベーションまで管理ができるのかが問われます。
プロジェクトマネージャーの年収目安
プロジェクトマネージャーの平均年収は、約618万円。
日本の平均年収と比較すると、高い傾向があります。
月給換算では、51万円相当。
初任給が22万円前後の頃中で巣から、高い印象です。
パートやアルバイトの場合でも、時給換算で1199円と1000円を超えます。
派遣社員になると、2488円と看護師と同じくらいの時給になっていることがわかります。
プロジェクトマネージャーのキャリアパス
プロジェクトマネージャーはすぐになれるわけではありません。
まずは、システムエンジニアやプログラマーから始まり、次にリーダー職へ昇格。
さらに、一度プロジェクトマネージャーを経験することで、さらに上位色に向かうのです。
もちろん、成否問わず経験が求められる時代です。
優秀な成果を報告したい気持ちは分かりますが、失敗の経験を活かし、IT系のコンサルタントとして、リスクマネージメントを行うことも可能です。
プロジェクトマネージャーの求人比較ポイント
求人を見つけた時には、まずは以下の点を確認するようにしましょう。
労働時間(拘束時間)
労働時間は、1日2時間から3時間程度の求人もあります。
週1回のMTGにリモート参加をするという条件もあります。
労働環境(リモート可能)
2022年の夏は、連日の猛暑日で話題になっています。
こうした気候の中で、長距離移動を繰り返すことは、決して心身に良い影響ばかりではありません。
消費電力を抑えることや移動時間、交通費などを節約することを考えるなら、フルリモートで対応可能な会社を選ぶ方が得策です。
副業兼業可能か?
フリーランスや副業を検討している方は、兼業を前提として探すことも可能です。
プロジェクト単位の参加という案件のほうが入りやすいという方にもそういう求人の探し方があります。
エージェントをつかわない
基本的な考え方ですが、エージェント起用は企業側にとって、負担でしかありません。
良い人材がいたとしても、その人が本当に今の社員と相性がよいのかわからないからです。
つまり、エージェントを使うよりもまずは直接応募をするほうが採用の可能性も高くなるので無難な考え方といえます。
プロジェクトマネージャーに向いている人