YouTubeで音が出ない原因と今すぐ試せる解決策|PC・スマホ・テレビ対応
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YouTubeを楽しもうと思ったら、なぜか動画の音だけが出ない…。
ミュートになっているわけでもないのに、全く音が聞こえない!
そんな経験はありませんか?
YouTubeで音が出ないという問題は、
- PC
- スマートフォン
- タブレット
- スマートテレビ
など、様々なデバイスで発生する可能性があります。
原因も、
- YouTube側の問題
- デバイスの設定
- ブラウザやアプリの一時的な不具合
- さらにはハードウェアの故障
まで多岐にわたります。
このページでは、
YouTubeで音が出ない時の様々な原因
デバイス(PC、スマホ、テレビ)ごとの具体的な解決策
をわかりやすく解説します。
- 「特定の動画だけ音が出ない」
- 「音量最大なのに小さい」
- 「急に音が出なくなった」
といったケースにも対応しています。
簡単な設定確認から、少し踏み込んだ対処法まで網羅しているので、ぜひ上から順に試してみてください。
この解説を読めば、あなたのYouTubeの音問題も解決するはずです!
まず確認したい!基本的なチェック項目(PC・スマホ共通)
デバイスや状況に関わらず、まず最初に確認すべき基本的な項目です。
見落としがちな部分なので、必ずチェックしましょう。
YouTubeプレイヤーの音量・ミュートを確認する
最もシンプルですが、意外と見落としがちなのが、YouTubeプレイヤー自体の音量設定です。
確認方法
動画再生画面にあるスピーカーアイコンを確認します。
- ミュートになっていないか
- 音量バーが小さすぎないか
確認しましょう。
アイコンに「×」がついている場合はミュートです。
クリックしてミュートを解除するか、音量バーを上げてみてください。
デバイス本体の音量・ミュート設定を確認する
PCやスマートフォンのシステム全体の音量設定が小さくなっていたり、ミュートになっていたりする可能性も考えられます。
PCの場合
タスクバー(Windows)またはメニューバー(Mac)のスピーカーアイコンをクリックします。
全体の音量が小さすぎないか、ミュートになっていないか確認します。
スマートフォンの場合
側面にある音量ボタンを押して音量を上げてみてください。
サイレントモードやマナーモードになっている場合も音が出ないことがあるので、設定を確認しましょう。
ブラウザのタブのミュートを確認する(PCの場合)
Chromeなどの一部のブラウザでは、特定のタブだけをミュートする機能があります。
YouTubeを開いているタブがミュートされていないか確認しましょう。
確認方法
YouTubeを開いているタブを右クリックします。
- 「サイトのミュートを解除」
- 「タブのミュートを解除」
といった項目があれば、ミュートされています。
クリックして解除してください。
ページのリロード・再読み込みを行う
一時的な読み込みエラーで音が出ないだけかもしれません。
ページをリロードすることで解決することがよくあります。
方法
ブラウザの更新ボタンをクリックするか、キーボードの F5
キー(Windows)または Command + R
キー(Mac)を押します。
スマートフォンの場合は、ページを下にスワイプして更新します。
デバイスを再起動する
多くのITトラブルの基本中の基本です。
デバイスの一時的な不具合が解消されることがあります。
方法
お使いのPC、スマートフォン、タブレット、スマートテレビを一度完全にシャットダウンします。
数秒待ってから再び電源を入れてみてください。
デバイス別の確認・対処法
基本的な項目を確認しても解決しない場合は、お使いのデバイスに特有の原因や対処法を試してみましょう。
PC (Windows/Mac) の場合
OSのサウンド設定を確認する
サウンドミキサー(Windows)
タスクバーのスピーカーアイコンを右クリックします。
「音量ミキサーを開く」を選択します。
YouTubeを開いているブラウザの音量がミュートになっていないか、または小さすぎないか確認します。
サウンド出力デバイス
正しい再生デバイス(スピーカーやヘッドホン)が選択されているか確認します。
特に複数のオーディオ機器を接続している場合は注意が必要です。
サウンド設定画面で出力デバイスを確認・変更してください。
ブラウザの問題を解決する
ブラウザのキャッシュとCookieを削除する
ブラウザに蓄積されたキャッシュやCookieが原因で不具合が起きる場合があります。
ブラウザの設定メニューからキャッシュとCookieの削除を試してみてください。
ブラウザの拡張機能を無効化する
一部のブラウザ拡張機能(広告ブロッカーなど)がYouTubeの機能に干渉して音が出なくなることがあります。
一度全ての拡張機能を無効にして、音が出るか確認します。
拡張機能が原因だった場合は、一つずつ有効に戻して原因を特定します。
別のブラウザで試す
お使いのブラウザに問題がある可能性も考えられます。
別のブラウザ(Chrome, Firefox, Safari, Edgeなど)でYouTubeを開いてみて、音が出るか確認してください。
オーディオドライバーの問題を確認・更新する
PCのサウンドを司るオーディオドライバーに問題がある場合、音が出ません。
確認・更新方法(Windows)
デバイスマネージャーを開きます。
「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」の項目を展開します。
お使いのサウンドデバイスを右クリックします。
「ドライバーの更新」を選択します。
または、PCメーカーのウェブサイトから最新のオーディオドライバーをダウンロードしてインストールします。
確認・更新方法(Mac)
- Macには特定のオーディオドライバーという概念はあまりありませんが、OSのアップデートでサウンド関連の問題が解消されることがあります。
スマートフォン (iPhone/Android) の場合
YouTubeアプリの問題かブラウザの問題か切り分ける
- スマートフォンの場合。
- YouTubeアプリで見ているのか
ブラウザ(SafariやChromeなど)で見ているのか
で対処法が変わります。
- アプリで見ている場合: 一度アプリを終了(タスクキル)してから再度起動するか、ブラウザでYouTubeを開いて音が出るか試します。
- ブラウザで見ている場合: YouTubeアプリをインストールしている場合は、アプリで開いて音が出るか試します。
YouTubeアプリのキャッシュ・データを削除する
アプリの一時的なデータが原因で不具合が起きることがあります。
方法(Android)
設定 > アプリ > YouTube > ストレージ > キャッシュを削除、またはデータを削除(ログイン情報などがリセットされます)
方法(iPhone)
設定アプリからはYouTubeアプリのキャッシュのみを削除するオプションは基本ありません。
一度アプリをアンインストールして、再インストールするのが最も効果的です(ただし、オフライン保存した動画などは消えます)。
OS・YouTubeアプリのバージョンを確認・アップデートする
OSやアプリが古いバージョンだと、不具合が発生しやすいです。
方法
App Store(iPhone)またはGoogle Playストア(Android)を開きます。
YouTubeアプリのアップデートがないか確認します。
また、スマートフォンの設定からOSのアップデートがないかも確認します。
最新の状態に保ちましょう。
バックグラウンド再生時の設定を確認する
YouTube Premiumなどでバックグラウンド再生をしている場合。
OSや他のアプリの設定でYouTubeの音声が制限されていないか確認します。
スマートテレビの場合
テレビ本体の音量・設定を確認する
テレビ本体の音量が小さすぎないか、ミュートになっていないか確認します。
また、テレビのサウンド設定で、外部スピーカー出力などが優先されていないか確認してください。
YouTubeアプリの再起動・再インストール
スマートテレビの場合も、YouTubeアプリの一時的な不具合が考えられます。
再起動
テレビの電源を完全にオフにします。
電源コードを抜いて数分待ってから再度接続して起動します。
再インストール
テレビのアプリストアからYouTubeアプリを一度アンインストールします。
再度インストールしてみてください。
HDMI接続の確認(サウンドバーなどを利用している場合)
サウンドバーや外部スピーカーをHDMIなどで接続している場合。
接続が緩んでいないか、ケーブルに問題がないか確認します。別のHDMIポートに接続してみるのも有効です。
特定の動画だけ音が出ない場合
もし特定の動画だけ音が出ず、他の動画やYouTube以外の音声は正常に聞こえる場合は、以下の原因が考えられます。
動画ファイル自体の問題
動画がアップロードされた時点で音声が含まれていなかったり、エンコードに失敗していたりする可能性があります。
著作権などの制限
音楽やBGMに著作権上の問題があり、YouTube側でその部分の音声をミュートしている場合があります。
これは動画の概要欄などで言及されていることがあります。
アップロード者側の設定ミス
動画の一部または全体の音声が意図せずミュートされている、または非常に小さく設定されている可能性があります。
この場合、ユーザー側でできる対処法はほとんどありません。
他の動画で音が正常に聞こえるか確認しましょう。
特定の動画に問題がある場合は、その動画の問題であると判断できます。
急に音が出なくなった場合
それまで正常に音が聞こえていたのに、急に音が出なくなった場合は、直前に行った操作や環境の変化が原因である可能性が高いです。
直前にインストールしたアプリや拡張機能
新しいソフトウェアが音量設定や再生に干渉している可能性があります。
OSやアプリの自動アップデート
アップデートによって設定が変わったり、一時的な不具合が発生したりすることがあります。
外部機器の接続・取り外し
ヘッドホンやスピーカーなどの接続・取り外しが正しく行われなかった場合に、音声出力先が切り替わってしまっている可能性があります。
直前の行動を思い出し、関連する設定を確認したり、デバイスの再起動を試したりしてください。
音量最大なのに小さい、または出ない場合
デバイスやYouTubeプレイヤーの音量を最大にしても音が小さい、または全く聞こえない場合は、以下の原因が考えられます。
スピーカーやヘッドホンの故障
使用しているオーディオ機器自体に問題があるかもしれません。
他の音声(PCのシステム音など)は正常に聞こえるか確認したり、別のヘッドホンやスピーカーを接続して試したりしてください。
オーディオドライバーの問題(PC)
- ドライバーが破損している
- 古い、または正しくインストールされていない
可能性があります。
ドライバーの更新や再インストールを試みてください。
デバイス本体のサウンドハードウェアの故障
まれですが、デバイス自体のサウンド出力に関するハードウェアが故障している可能性もゼロではありません。
他の全ての音声も出ない場合は、この可能性も考慮する必要があります。
上記の対処法を試しても解決しない場合に、さらに確認すべき点です。
使用しているヘッドホン・スピーカーの確認
有線または無線(Bluetooth)のヘッドホンやスピーカーを使用している場合。
- それらが正しく接続されているか
- 電源が入っているか
- 故障していないか
確認します。
可能であれば、別のヘッドホンやスピーカー、またはデバイス本体のスピーカーで音が出るか試してください。
Bluetooth/外部機器の接続
- Bluetooth機器
- 外部ディスプレイ
- オーディオインターフェース
などが接続されている場合。
音声出力先がそちらに切り替わってしまっている可能性があります。
これらの機器との接続を一度解除して、デバイス本体から音が出るか確認してください。
OSやブラウザ、YouTubeアプリのアップデート
ソフトウェアは常に最新の状態に保つことが推奨されます。
古いバージョンには既知の不具合が含まれている場合があります。
セキュリティソフトや拡張機能
ごくまれに、インストールされているセキュリティソフトやブラウザの拡張機能がYouTubeの正常な動作に干渉することがあります。
一時的にこれらの機能を無効にして、音が出るか確認するのも一つの手です。
どうしても解決しない場合は?
上記で紹介した様々な対処法を試してもYouTubeの音が出ない問題が解決しない場合は、より専門的なサポートが必要かもしれません。
- YouTubeヘルプコミュニティに相談する: YouTubeの公式ヘルプページやコミュニティフォーラムで、同様の症状の人がいないか検索したり、質問したりすることができます。
- デバイスメーカーのサポートに問い合わせる: PCやスマートフォンのOS全体で音が出ないなど、YouTubeだけでなくデバイス全体の音声に問題がある場合は、デバイスメーカーのサポートに問い合わせることを検討しましょう。
YouTubeで音が出ないという問題は、原因が多岐にわたるため、一つずつ可能性を潰していく作業が重要です。
まずはYouTubeプレイヤーやデバイス本体の音量・ミュートといった基本的な項目から確認します。
- 次にデバイス別の対処法
- そして特定の状況における原因
を探っていきましょう。
このページで解説した手順を順番に試していただくことで、多くのYouTube音量問題は解決できるはずです。
快適なYouTube視聴のために、ぜひお試しください!