【38歳の転職】無謀?決まらないのは資格なしのせい?成功のポイント
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- 38歳で正社員の転職は難しいの?
- 無謀な挑戦だって言われたけど本当?
- 決まらないのは資格がないから?
こんな悩みを解消します。
30代後半転職関連記事。
今回の記事では、38歳で転職を希望する人向けに以下の目次でご紹介しています。
38歳転職にはエージェントがおすすめ?
38歳の転職が厳しい理由
38歳の転職で失敗する人の原因
38歳でも転職に成功する人の特徴
38歳で転職の成功率を上げる方法
38歳転職ならエージェント?自力?
38歳転職にはエージェントがおすすめ?
結論を先にお伝えするなら、38歳の転職は簡単ではありません。
しかし、安易にエージェントを利用することもおすすめしません。
転職エージェントとは?
以下のような会社の名前を聞いたことがありませんか?
- doda
- リクナビ
- ダイレクトスカウト
いずれも転職サイトを運営しているから聞いた子がある人は多いはず。
上記の他にも、多くの会社が職業紹介業を営んでいます。
その仕組みは、転職希望者を紹介し、手数料を頂くビジネスです。
転職エージェントの特徴
以下のような表現に惑わされてはいけません。
- 非公開求人
- 業界最大級
- 充実した転職サポート
これらは、ほとんどが転職経験者なら、見たことがあるキャッチフレーズ。
しかし、実態は?
対応している担当は、内勤営業職。
つまり、お金を稼ぐネタとして、使われているのです。
38歳の転職が厳しい理由
38歳では、正社員の転職は難しいのか?
人手不足が深刻化しているなら、今がチャンスなのでは?
この考え方も間違いではありませんが、注意すべき点があります。
38歳を採用するリスク
求人情報を見ると、35歳を一つの区切りとして扱う企業が多くなっています。
なぜか?
単純に、即戦力として求めるスキルや経験が高くなるからです。
- 60代の現役引退者の後継者
- 新規事業立ち上げのプロジェクトリーダー
- マネジメント経験者による業績改善サポート
上記のようなスペシャリストや専門職を求める求人が多くなります。
つまり、求人数が少ないのも当たり前なのです。
年収、役職など条件が合わない
キャリア形成を考えるのはもう遅い。
- 役職についていたという人
- 今の年収と役職をそのままアピールできる。
このような人でなければ、新しい転職先を見つけるのは困難です。
未経験の人は採用しにくい
38歳を1から育てて一人前に仕上げるまで企業側には余裕がありません。
即戦力を求めているのは、単純に現場もそこまで余裕がないという背景があります。
限定的でもスペシャリストを採用したい
例えば、無資格でもその業界では、以下のすべてを経験したという人は違います。
- 店長やエリアマネージャーの経験者
- 社内のプロジェクトリーダーや新規サービス立ち上げを担当
- 業績改善等を成果として残した
このようなことがあると、自分自身が他の業種への転職を希望する際にもアピールポイントになります。
女性は育児と仕事のバランスが難しい
働きたい気持ちがあることは、多くの人事担当者が認めているはずです。
しかし、子どもがいるとか既婚者の場合、どうしても以下のような不安が払しょくできません。
- 親の面倒(介護)が必要になる可能性
- 子供の用事や体調不良によるサポート
- 女性自身の妊娠や出産の予定
臨機応変に勤務時間も対応可能な転職先を探すのは非常に難しい。
つまり、本人以外の不安のほうが影響力が大きいのです。
38歳の転職で失敗する人の原因
38歳で仕事が決まらない、転職できないと悩む人の特徴をご紹介します。
退職理由が曖昧
以下のような理由は、警戒されます。
- 人間関係
- 雇用条件が合わない
- 採用後と面接時の話が違った
臨機応変、積極性などが求められる。
しかし、本人の中でも「辞めたい理由」がどの会社にも当てはまるような事例は、警戒されやすい。
自己分析が不十分
あなたはこの記事を読みながら、自分の長所と短所をスムーズに伝えられますか?
- できること
- できないこと
- 自分のアピールポイント
上記の3つを全て自らを客観的に観察し、アピールできるのかが問題です。
自己分析とは?就活と転職の違い【簡単なやり方とよくある間違い】
転職先の企業リサーチ力
「次の転職先でどんなキャリアを築きたいのか?」
何をしたいのか?
この答えが曖昧になっている人も危険です。
業績が好調とか有名とかそういうことではありません。
- 求められる人材とは?
- その答えに自分はどうこたえられるのか?
この2つが重要になります。
職場の思想や考え方
そろそろ自分自身を簡単に変えられない年齢を迎えるアラフォー世代。
これまでの社会人経験の中でも、一喜一憂することがあっても、それなりに社会を経験しています。
つまり、これからすぐにたらしい環境に順応することができるのか?
この点も企業側が見極めているのです。
38歳でも転職に成功する人の特徴
38歳になっても40歳になっても転職に成功する人の特徴をご紹介します。
転職活動の時期を決める
転職活動は、上も下も条件だけ見れば、きりがない。
まず期限を決めましょう。
決まらないからといって、だらだら続けても良い成果には繋がりません。
まず、ゴールを決めることが大切。
家族の理解や協力が必須
特に既婚者の場合は、家族の協力は必要不可欠です。
- 月収が下がる可能性
- 賞与が減る可能性
- 年収が下がる可能性
など報酬面が悪化したとしても、福利厚生(休日や退職金等)の精度が整っているなら、安心としてくれるか?
他にも、自分のやりがいや生きがいを優先した仕事選びをしていいのか?
こうした点には、家族の賛同が必要不可欠なのです。
企業が求める人材を分析
- ホームページを見る。
- 四季報を見る。
- 退職者の口コミ、評判をチェックする
- 営業所単位で口コミをチェックする
など情報収集をする方法は人によって異なります。
しかし、その会社が実際にどんな人材を求めているのかを想像できますか?
この答えがいくら調べても自分の中で答えが出せない会社とはうまくやっていけない可能性が高いです。
失敗する人の特徴は、シンプルに言えば2つ。
- 自分のことが見えてない。
- 相手のことが見えていない。
この二つを満たさないとなかなか難しいですよ。
38歳で転職の成功率を上げる方法
キャリアやスキルを生かす
まずは自分自身の棚卸しをしましょう。
- 何が得意なのか?
- 何ができるのか?
- どんなことを教えてあげられるのか?
- どんな人間だと言われていたのか?
など、自分自身をとにかくいろいろ観察します。
そして、自分のキャリアやスキルを生かせる分野を絞り込むことが大切です。
軸がない転職活動は無謀な挑戦です。
キャリアプランと人生設計: 目標を達成し充実した未来を築く方法
マネジメント力がある人へ
過去に部下の人数を問わず、マネジメント経験がある人は、武器になります。
実際にプロジェクトリーダーとして、活動してきたのなら、そのジャンルや内容についてもアピールしましょう。
- 部下の教育ができる
- チームリーダーの経験者
こうした人は、30代後半でも40代前半でも求められています。
マイクロマネジメントはパワハラ?部下や組織に与える影響と対処法
面接で自分を見せる、伝える
履歴書、職務経歴書は綺麗なのに、本人に会ってみたら期待外れだった。
こう言われてしまう人には、以下のような特徴があります。
- オーラがない。
- 覇気がない。
- 勢いがない。
- やる気が感じられない
つまり、自分を客観的に観察したら、どう自分を伝えるのかをしっかり頭に叩き込みましょう。
イメトレができない状態では、人事担当を納得させるのは難しいです。
自分の価値の決め方【企業が見ている点と面接時のアピールポイント】
38歳転職ならエージェント?自力?
転職エージェントを使えば、今よりも好条件で働けるのかな?
年収も交渉してくれて、アップするのか?
こんな期待をしているのなら、それは大きな間違いです。
限られた実力者だけが生き残る
- 実績がある
- キャリアがある
- ポートフォリオがある
など相手を納得させられるデータや証拠があれば、相手は納得できる。
しかし、スキルも経験も資格も何もないと結果的に、若い人を採用して時間をかけて育てたほうが、賃金も安く済む。
これが企業の本音。
エージェントは紹介手数料が目的
エージェントという立場の人間は、ほぼすべてが営業。
求人情報をあなたのキャリアのために紹介している人は少ない。
むしろ、以下のような条件のほうが紹介する側にとっては都合がいい。
- 紹介手数料を高くてもすぐに決済してくれる会社
- 紹介手巣料が高くなる企業
- 採用のハードルが低い企業
などに当てはめたほうが、成績もアップしやすい。
つまり、キャリアアドバイザーとは、自分の成果やノルマのための紹介を使用とする人もいるのです。
日本全国対応は本当なのか?
エージェントサービスの対応エリアは、日本全国となっていることが多い。
しかし、東京、千葉、埼玉、神奈川の一都三県。
さらに、札幌、名古屋、大阪、福岡などの都市部。
都市部よりも人口の少ないエリアになれば、ほとんど求人がないという会社も多い。
ハイクラス転職はどんな人なら可能?
エグゼクティブとか、ハイクラスという人材紹介会社は、単純に厳選した大手企業の出身で、転職回数が少ない人限定。
さらに言えば、プロジェクトを担当していただけでなく、成功に導いた等の実績があってこそ、その先に道が開ける。
単に、高年収の収入を得ていただけでは、正直あまり強気に攻めることができないのも現実です。
ポジションや責任能力などスカウトを受けられるほどの人材は限られています。