2022年5月実施Googleコアアップデートとは?【変動の傾向と対処法】
- 公開日:
- 検索順位が大きく上下するのはなぜ?
- Googleの「コアアップデート」とは何か?
- 2021年から2022年にはどんな変化があったの?
こんな悩みを解消します。
今回の記事では、コアアップデートについて、以下の目次でご紹介します。
コアアップデートとは
2022年5月26日に実施
2021年11月18日(前回)のアップデート
2021年7月2日(前々回)
2021年6月6日(その前)のアップデート
コアアップデートの対処法
コアアップデートの対策実施
コアアップデートによくある誤解
コアアップデートとは
まず、コアアップデートとは?について解説します。
コアアップデートとは、「コアアルゴリズムアップデート」の略称です。
簡単に言うと、ベース部分の大きな見直し。
検索アルゴリズムとは、日々、少しずつ更新されています。
しかし、コアアップデートが実施された時には、大規模な変動が起こることがあります。
実施のタイミング
実施されるタイミングは、Google公式のサービス(Twitter等)から公開されます。
基本的には、3日~4日間程度で1回の更新がほぼ完了します。
2022年5月26日に実施
2022年5月26日に大きな変動が発生しました。
まるで地震か何かのように、大きく順位が下落したり上昇したりします。
ツールによる順位変動状況
実際に、Google Search Consoleで確認をします。
通常よりも大きな順位変動がある人もいれば、さほど影響を受けてないと感じる人もいます。
ジャンルによる違い
順位が変動しやすいのはどんなサイト?
この答えには、ジャンルという考え方があります。
例えば、過去のアップデートで以下のような分類が目立ちました。
- BtoB
- 健康や医学
- 就職、転職
- 旅行、観光
- IT
- 美容、ファッション
- 食品
- 住宅、引越し
- 結婚や恋愛
- 日用品
- 財務、金融
- 法律
などそれぞれの分野ごとに影響を受けたケースと受けなかったケースがわかれています。
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圏外から復活することも
前回のアップデートで圏外に飛ばされてしまったサイトやブログも次のアップデートによって、復活することもあります。
この場合は、急上昇というケースもあります。
10位、20位、30位など大幅に上下することも珍しい話しではありません。
停滞していたはずが
ずっと順位が変動しないまま5位から10位以内、11位から19位以内で落ち着いていたのに、なぜ?
50位から100位以下に一気に落ちることもあります。
2021年11月18日(前回)のアップデート
2021年11月18日から12月1日にかけて、前回のアップデートが実施されました。
この時にもGoogleはTwitterで実施のアナウンスをしております。
少し時間が長かった
前回のアップデートは、2週間程度実施されました。
かなり時間がかかっていたのが印象的です。
この時期にも大きな変動があったのか?
この答えは、あくまで業種、職種によって異なります。
しかし、大幅な変動があった際にもまずは慌てないことが重要です。
いきなり、順位が変動しても、一時的ですぐに復活することも珍しい話しではありません。
あくまで、検索トラフィックを観察しながら、その記事単位やカテゴリ単位でも観察をすることが重要です。
2021年7月2日(前々回)
2021年7月2日に実施された期間は、1から2週間。
この時には珍しく、7月13日に再度大きなコアアップデートが実施されました。
終わりを見極める難しさ。
そもそも自分たちがいつ対処をしたらいいのか?
この答えは、基本的には、アップデート完了後が重要です。
- ユーザーエクスペリエンス(UX)を高める
- ユーザーの求める情報を公開する
など色々考え方がありますが、まずは自分のジャンルやネタでどんなライバルが上昇しているのかを観察しましょう。
2021年6月6日(その前)のアップデート
2021年の6月にも実施されました。
下がる時もあれば上がる時もある
コアアップデートは、下がる事ばかりではありません。
一気に急上昇することもあります。
前後の変動を確認する際には、キーワードも含めて、細かく見ておきましょう。
- 検索ボリューム
- ジャンル
- 影響を受けた順位変動の幅
- 最終着地の状態
一旦経過を見守りながら、その後の変動が上がった場合も下がった場合もいずれの原因も観察することが大切です。
コアアップデートの対処法
順位変動は、最初からすべての答えが見えているわけではありません。
あくまで、その結果から、どのような傾向だったのかを客観的に判断するしかありません。
しかし、昨今のGoogleのアップデートの特徴も見えてきています。
専門性、権威性等
個人の発信するブログかどうかも重要になってきましたが、それ以上に「誰が?」「どんな立場の人が?」という視点で見られている気がします。
外注ではなく、あくまで、その記事を担当した人間は誰なのか?
このくらいまで権威性を確認しながら、その記事の信頼性を確認している。
UXへの配慮
モバイル対応が求められています。
レスポンシブ化されているのか?
この答えとして、画像やテキストがはみ出すことなく、表示されているのかを確認されています。
あくまで、ページを見やすくすることも重要です。
ユーザーの求める情報
そもそもユーザーの求める情報とは何か?
簡単に言えば、検索をやめさせる情報である。
競合の上位サイトを見ないまま、その検索結果を終わらせることができるのか?
この答えに沿ったコンテンツこそ、ユーザーの求める情報に値するのです。
コアアップデートの対策実施
コアアップデートによって、影響を受けた時には何をすればいいのか?
この答えは、その時の状況によっても大きく異なります。
ただむやみやたらと昔の記事を修正したり、削除したら終わりという事ではありません。
コアアップデートによくある誤解
コアアップデートに関して、以下のような誤解をしていませんか?
防げるの?
対策はできるのか?
順にご紹介します。
防げるの?
あくまで、コアアップデートが実施されるタイミングで順位変動に備えることはできても、防ぐということは困難です。
まずは、サイト全般を見直しておきましょう。
何か原因になりそうな見落としはないか?
Webからの問い合わせや申し込み等のコンバージョンになる機能は使える状態になっているのか?
バナー広告等のサイズはあっているのか?
こうした点を一つひとつ見落としが無いように確認をすることが大切です。
対策はできるのか?
対策というのは、困難です。
あくまで、すべての情報が公開されているわけではありません。
その変動の状況等を観察し、コンテンツの文字数や共起語、内部リンクなどさまざまな視点から変化を確認することが大切です。
参考資料
https://developers.google.com/search/blog/2022/05/may-2022-core-update