SEOに強いオウンドメディアの作り方【立ち上げ準備やCMS,デザイン外注の注意点】
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- オウンドメディアとは何か?
- SEOに強いオウンドメディアにするにはどうすればいいのか?
- 外注ライターに依頼をしていれば大丈夫なの?
こんな悩みを解消します。
SEO対策への関心が高まるにつれて、オウンドメディアを検討する企業も多くなってきました。
しかし、まだまだ企業経営者様やWeb担当者様は外部に依存するしかないという環境も少なくありません。
今回の記事では、オウンドメディアを立ち上げる準備やSEO対策を考える時のポイントについて、わかりやすく解説します。
オウンドメディアとは?
まずは、オウンドメディアとはどういうものなのか?について解説します。
オウンドメディアの意味
簡単に言えば、自社発行の広告しやパンフレット、カタログのようなもの。
その対象がインターネット上で閲覧するウェブサイトやブログになったものです。
所有者は、企業や組織です。
発信先は、消費者です。
オウンドメディア運営のメリット
- 自社のブランディングを展開しやすい(認知されやすい)
- リスティング広告のように1クリックごとに広告費が発生しない
- 将来的には、内製化することも可能になる
オウンドメディア運営のデメリット
- キーワード選定、ライティング(記事制作)等の専門スタッフが必要
- WordPressなどツールの専門知識が必要
- 全てを外注化することも可能だが、経費はかなり必要になる(月額の運用代行費等)
オウンドメディアを構築する前の準備
オウンドメディアを運営するには、目的が必要です。
具体的には、以下のような用途があります。
- 既存客向けのサポート用
- 新規顧客向けの新商品アピール用
- toB,toCそれぞれの顧客向けの情報発信
などいろいろな用途があります。
つまり、それぞれの目的や用途によって、発信する情報の内容も質も変わってきます。
オウンドメディアの戦略
まずは、自分たちの目指す目標を何にするのか?つまり、ゴールを考えましょう。
- 新卒向けの求人を目的としたい
- キャリア採用向けの求人ページのアピールをする
こうした目的であれば、求人の問い合わせや採用がゴールになります。
他にも、
- 資料請求
- 電話での問合せ
- 商品の購入
- メールマガジン等へのEメールアドレス獲得(リスト取得)
などいろいろな用途があります。
最近は、SEO対策以外のSNSでのフォロワー獲得を目指す企業も多くなりました。
ホームページとの違い
ホームページがあれば、何もいらないのでは?
ホームぺージを改良すればいいのでは?
こんな質問も多いです。
しかし、これは大きな誤解です。
オウンドメディアとは何をするために必要なのか?
目的、用途に絞った運営をすることが重要です。
つまり、特化型サイト(ブログ)を構築するのです。
オウンドメディアは、別の言い方をするとコンテンツマーケティングと呼ばれます。
自社商品を紹介することが目的のホームページとは、役割が異なります。
これが違いです。
オウンドメディアは内製化?外注化?
そもそもオウンドメディアは誰がどう管理するのか?
社内にWebマーケティングの専門部署があっても、業務の都合上、管理が可能なのか?
WordPressなどを扱う専門スキルがあるスタッフは何人いるのか?
外注化するなら、毎月いくらかかるのか?
こうした将来の資金計画を立てる必要があります。
内製化のメリットデメリット
メリット |
経費の節約が可能になる 運営中の修正、追記等がスムーズに行いやすい |
デメリット |
運営可能なスタッフへの負担が増す 他の業務との並行が厳しくなる可能性もある |
つまり、スタッフのスキル次第では、ほとんど更新も難しい状態に追い込まれる可能性があります。
一部外注のメリットデメリット
メリット |
全ての権限を渡す必要がない 安い外注先を見つけられる可能性がある |
デメリット |
外注先を探すのに時間がかかる 専門知識を持つ会社を探すのはかなり大変 |
つまり、一部の業務を委託する上でも、「どこまでやらせるのか?」「いつまでお願いするのか?」まで考えておくことが大切です。
完全外注のメリットデメリット
メリット |
既存のスタッフの負担はかなり減らせる 依頼をするだけなので、時間が節約可能 |
デメリット |
毎月のランニングコストが最も高い 契約期間の縛りなどが発生することも多い |
つまり、広告経費の計画を立てるのが難しいのが問題です。
オウンドメディアのデザインやCMS
オウンドメディアを立ち上げる際には、多くの企業がCMSを採用します。
CMSとは、Contents Management Systemの略。
試用するの葉、WordPress(読み:ワードプレス)が多いです。
ワードプレスとは?簡単にわかりやすくできることをまとめてみた
WordPressを使うメリットデメリット
メリット |
マニュアルなどがあれば、専門知識がなくてもコンテンツ制作が可能 初心者でも操作しやすい サーバー、ドメイン代の他に別途費用が発生しない(外注化すれば構築費用も発生します) |
デメリット |
脆弱性が心配になる デザインのカスタマイズ知識がないとパターン化してしまう(差別化しにくい) |
簡単に言えば、カスタマイズをしないで公開すると、個人ブログのようなサイトになってしまうこともあります。
オウンドメディアのコンテンツ制作
オウンドメディアを運営するには、さまざまな課題があります。
- キーワード選定
- 全体の構造
- 記事の作成、添削
- 記事投稿後の管理
順にご紹介します。
キーワード選定
コンテンツ制作には、キーワードが必要です。
簡単に言えば、特定のキーワードを検索する人たちに見られるための工夫が必要なのです。
キーワード選定を怠ると、誰にも見られないコンテンツになるリスクがあります。
全体の構造
イメージとして、以下の内容を先に決めておくようにしましょう。
- 全体で何記事程度が必要なのか?
- 1ページは何文字くらいの情報が必要なのか?
- オリジナルの画像等は誰が作成するのか?
- 1日、1週間、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年でどの程度の完成を目指すのか?
これらが決まらないと、優先順位も決まりません。
記事の作成、添削
記事は、一度公開したらそれで終わりではありません。
- 検索順位の変動はあるのか?
- 記事の内容は自分たちの伝えたい情報が入っているのか?
- 事実と異なる情報は含まれていないか?
- 信頼性の高い根拠となる情報は含まれているのか?
- 誤字脱字などはないか?
- 肖像権、著作権を侵害するような画像を使用していないか?
などさまざまな内容を添削する必要があります。
記事投稿後の管理
公開する前にチェックしてもそれで終わりではありません。
- 検索順位は上位に表示されているのか?
- コアアップデート、パンダアップデート後に順位は変動していないか?
- ライバルサイトに抜かれていないか?
などSEO対策だけでもさまざまなチェックが必要となります。
さらに、本来の目的に向けて、データをまとめておくことも大切です。
具体的には、
- 想定されていた電話件数や予約件数が獲得できているのか?
- できていない場合は、原因は何があるのか?
- 修復するにはどの程度の作業時間や金額が必要なのか?
などの運用管理が必要になります。
Googleが提供している以下のようなサービスを利用する方法も把握しておくことが大切です。
検索順位チェック | Search Consolee |
流入キーワードやターゲットの行動把握 | Google Analytics4 |
記事のアクセスが多いか少ないかだけがゴールではありません。
あくまで、全て分析解析をすることで、今後の方針なども決めることが可能です。
毎月の運用管理状況を誰がどこまでの内容を報告するのか?
こういう細かいルールを決めておく必要があります。
オウンドメディア制作の外注化注意点
オウンドメディアの外注化をする時に意外と多い失敗注意点をご紹介します。
サーバー、ドメインの契約
オウンドメディアを運営するためには、以下のような契約が必要です。
- レンタルサーバー
- ドメイン取得
それぞれについても解説しています。
利用の目的は異なるかもしれませんが、やることは同じ事ですので、参考にしてください。
自社で契約をした後に外注先に依頼した。
このような場合によくあるのが次のようなケース。
「ドメインとサーバーの契約更新を忘れてしまったため、データが消えてしまった」
こんなご相談をされてきた方がいらっしゃいます。
契約更新が必要なことがわかっていてもついつい支払いを忘れてしまったということがないように注意が必要です。
コンサルティング無しの外注化
自分たちが言った通りの単価でとりあえず、記事を書いてくれる人が必要。
こんな発想で、数でカバーしようとするケースもあります。
しかし、こうしたコンテンツ制作の外注では次のような失敗があります。
- コンテンツがバラバラになってしまった
- 関連するコンテンツを見てもらえない(離脱率が高い)
全体の計画から管理を依頼することも大切です。
オウンドメディアのSEO対策失敗例
SEO対策には時間が必要
個人ブログでも企業のWebサイトでも同様です。
どんな媒体でもSEO対策には、時間が必要です。
さらに、計画的に進める必要があります。
「記事を書くぐらいなら簡単にできそう」。
この考え方は、あくまで記事作成のみの考え方であり、日記と同じ認識のケースが多いです。
しかし、SEO対策を考えたライティングは全く別です。
つまり、専門知識がないままただ文字入力をしただけの記事では効果を実感できなかった。
こんな相談も多いのです。
WordPressとSEO対策
なんとなく前職でSEO対策に携わった経験があるという人も増えてきました。
しかし、実際にWordPressとHTMLでもやれることやるべきことは大きく変わります。
外注先の選定で失敗した
- クラウドワークス
- シュフティ
- ココナラ
など多くの仕事の依頼先があります。
最近は、主婦や副業ライターも仕事の依頼を待っていることが多いです。
こういう環境で個人を探せば、企業に依頼するよりも単価も安く済むはず。
確かに安いです。
しかし、本当に納品されたものは機能するでしょうか?
記事作成依頼をして提出された文章を見ても誰も何もわからない。
結果的に、文字数だけチェックして、代金を支払ったが、効果は無かった。
こんなケースも出てきています。
オウンドメディア成功事例から学ぶ
では成功するにはどうすればいいのかをご紹介します。
成功させるポイントは業界知識
SEOコンサルティングを実施している会社はたくさんあります。
しかし、最近の傾向として、業界特化型という流れがあります。
どういうことなのか?
弊社では、以下の分野を得意としています。
- 医療、介護、福祉、美容整形、薄毛、植毛など医療系
- 占い(専属の師範鑑定士がおります)
- 不動産、外壁塗装(自社メディア運営中)
- 恋愛(自社メディア運営中)
- 転職(自社メディア運営中)
上記のような分野であれば、対応しやすいと考えております。
一方で、金融系や保険等のサービスはあまり携わった経験がありません。
このように、どの業界であれば、実績や経験があるのか?
この点を観察して選ぶことが重要です。
オウンドメディアの悩み相談はどこへ?
自社メディアを立ち上げたいけどどういう方向性でいくべきなのか?
まずこの段階からきちんと専門のコンサルティングを受けた方が良いでしょう。
契約までの流れ
まずは、ご連絡先等をメールフォームなどからご連絡ください。
その後は、以下の流れで進行いたします。
ビデオ通話でのヒアリング |
・希望予算 ・運用の経験 ・完成までの期間 ・運用の方向性(内製化、外注化) |
大まかな計画の流れと見積り提示 |
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契約 |
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基盤となるページのライティング開始 |
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コーディング |
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各記事の作成 |
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ツールなどによる診断 |
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今後の流れは、それぞれのご依頼に基づき、記事の継続などについて、別途ご契約となります。
料金の目安については、トップページをご覧ください。