キャリアパスポートとは?いらない、ゴミと批判される理由
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「キャリアパスポート」という言葉を聞いたことはありますか?
近年、学校教育において重要視されているキャリアパスポート。
しかし、必要性や活用方法、批判など、さまざまな議論がされています。
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今回の記事では、
- キャリアパスポートの基礎知識
- 最新情報
- 活用方法
- 批判
まで、幅広く解説していきます。
キャリアパスポートとは?
キャリアパスポートとは、児童生徒が小学校から高等学校まで採用されています。
- 自身の学習
- キャリア形成
について記録します。
振り返りを行うための教材です。
2020年度から全国の小・中・高等学校で導入されました。
特別活動の学級活動及びホームルーム活動を中心として活用されています。
キャリアパスポートの目的
- 児童生徒が自らの学習状況やキャリア形成を見通し、振り返りをすることで、自己評価を行い、主体的に学びに向かう力を育む
- 教師が記述を基に対話的に関わることで、児童生徒の成長を促し、系統的な指導に役立てる
キャリアパスポートの内容
- 学習内容や経験
- 興味関心や目標
- 自己評価
- 振り返り
キャリアパスポートの必要性
キャリアパスポートは、以下の理由から必要とされています。
- 現代社会は変化が激しく、将来の職業選択が難化している
- 生涯にわたって学び続けることが重要になっている
- 主体的なキャリア形成が求められている
キャリアパスポートは、
- 児童生徒が将来のキャリアについて考えること。
- 主体的に学習に取り組むためのツール。
として役立ちます。
キャリアパスポートの活用方法
キャリアパスポートは、以下のような方法で活用できます。
- 自己分析: 自分の強みや弱み、価値観、興味関心などを理解するために活用する
- 目標設定: 将来のキャリア目標を設定するために活用する
- 振り返り: 学習や経験を振り返り、学びを深めるために活用する
- 進路指導: 教師がキャリアパスポートの内容を参考に、進路指導を行う
キャリアパスポートに対する批判
キャリアパスポートに対しては、以下のような批判があります。
記入が負担になる
児童生徒や教員にとって、記入が負担になる
効果が薄い
キャリア形成に効果がないという意見もある
プライバシーの侵害
記載内容がプライバシーの侵害になる可能性
中には、「なくした」といった検索もあります。
万が一、自分の名前と内容が第三者に知られてしまったら?
こんなことを気にしなければいけない世代だからこそ、本当に意味があるのか?という疑問の声が広がっています。
いらないと思う
私自身も子育て中です。
子供たちは、もうやりたいことを決めています。
自分がなりたい職業になるために何が必要なのかを自発的に調べています。
しかし、キャリアパスポートやキャリアノートは使っていません。
つまり、自発的というなら、自分で考えさせればいい。
そんなことにまで教育の幅を広げるのは、教員の負担にもつながります。
よって、私個人としては、いらないし、必要はないと感じています。
キャリアパスポートの最新情報
2023年度から、キャリアパスポートの改訂版が導入されました。
改訂版では、以下の点が変更されています。
- 記入項目を削減し、負担を軽減
- デジタル化を推進
- 保護者への説明を充実
キャリアパスポートは、児童生徒のキャリア形成に役立つツールです。
しかし、批判も存在するため、効果的な活用方法を検討していく必要があります。