なぜYouTube動画を保存したいの？ユーザーの主な目的

YouTube動画を保存したい理由は様々です。

主な目的として、以下のようなものがあります。

オフラインで視聴したい

• インターネット接続がない場所
• 通信環境が不安定な場所

でも動画を楽しみたい。

通信量を節約したい

モバイルデータ通信量を気にせず、Wi-Fi環境でダウンロードしておきたい。

外出先で視聴したい。

繰り返し視聴したい

お気に入りの動画や学習系の動画を何度も見返したい。

コレクションしておきたい

将来非公開になるかもしれない動画や、思い出の動画を残しておきたい。

これらの目的を叶えるために、多くの人が動画保存の方法を探しています。

YouTube動画保存の前に知っておくべき重要事項：違法性・利用規約・リスク

YouTube動画の保存は非常に便利ですが、行う前に必ず理解しておかなければならない重要な点があります。

これを無視すると、法的な問題に巻き込まれたり、デバイスが危険にさらされたりする可能性があります。

著作権と違法ダウンロード

原則

著作権法では、著作権者に無断で著作物（YouTube動画も含む）をダウンロードすることは原則として禁止されています。

特に、違法にアップロードされたものであることを知りながらダウンロードする行為は、刑事罰の対象となる可能性があります。

私的利用の範囲

個人的に、または家庭内その他これに準ずる限られた範囲内で使用するための複製（ダウンロード）は、著作権法第30条で認められている場合があります。

しかし、著作権者の許可なく公開されている動画であること、そして「違法にアップロードされたものではない」と判断できることが必要です。

注意

多くの動画が、著作権者の許可なくアップロードされている可能性があります。

安易なダウンロードは違法行為につながるリスクがあることを認識してください。

YouTubeの利用規約

YouTubeの利用規約では、コンテンツをダウンロードすることを原則として禁止しています。

これは、YouTubeが広告収入や有料サービス（YouTube Premiumなど）で収益を得ているため、ダウンロードによってこれらの収益機会が損なわれるのを防ぐ目的があります。

利用規約に違反した場合、YouTubeアカウントが停止されるなどのペナルティを受ける可能性があります。

ツール・アプリの安全性とリスク

インターネット上には、YouTube動画のダウンロードを謳う様々な無料ツールやサイトが存在します。

しかし、その中には

• 悪質なソフトウェア（マルウェア、ウイルス）**を仕込んだもの
• 過剰な広告表示
• 個人情報の抜き取りを目的としたもの

も少なくありません。

安易に信用できないツールを利用すると、

• デバイスの故障
• 情報漏洩
• 不正請求

などの被害に遭う危険性があります。

【重要】これらのリスクを十分に理解した上で、自己責任において動画保存を行う必要があります。

特に、違法アップロード動画のダウンロードは絶対に避けてください。

YouTube動画の保存方法の種類：あなたに合うのはどれ？

YouTube動画を保存する方法はいくつかあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

オンラインツール・サイト

特徴: ソフトウェアのインストール不要。Webブラウザ上で手軽に利用できる。

メリット: PC、スマホ問わずデバイスを選ばずに使えることが多い。すぐに試せる。

デメリット: 広告が多い傾向。安全性が不明確なサイトも多数。機能が限定的。サイトの閉鎖リスク。

デスクトップソフトウェア

特徴: PCにインストールして使用する。

メリット: 安定した動作。高画質保存や複数動画の一括ダウンロードなど、多機能なものが多い。比較的安全性が高い傾向（信頼できる開発元の場合）。

デメリット: インストールが必要。無料版は機能制限があることも。

モバイルアプリ

特徴: スマートフォン（iPhone/Android）にインストールして使用する。

メリット: スマホでの操作が直感的。オフライン視聴機能を持つものが多い。

デメリット: アプリストアの審査を通過しているか確認が必要。バックグラウンド再生など、保存目的でない機能も含まれる場合がある。

ブラウザ拡張機能

特徴: Webブラウザ（Chrome, Firefoxなど）に追加して使用する。

メリット: YouTube視聴ページにダウンロードボタンが表示され、スムーズに保存できる。

デメリット: ブラウザに依存する。拡張機能自体の安全性を見極める必要がある。

PCでYouTube動画を保存する方法：ツール・サイト例と使い方

PCでYouTube動画を保存する場合、主にオンラインツールかデスクトップソフトウェアを使用します。

オンラインツール・サイトを利用する方法

• 概要: Webブラウザで特定のサイトにアクセスし、ダウンロードしたいYouTube動画のURLを入力して変換・保存する方法です。
• 一般的な使い方:
  1. 保存したいYouTube動画のURLをコピーします。
  2. 動画ダウンロード提供サイトにアクセスします。
  3. サイト上の入力欄にコピーしたURLを貼り付けます。
  4. ダウンロード可能な形式（MP4, MP3など）や画質が表示されるので、希望するものを選択します。
  5. ダウンロードボタンをクリックします。
• 注意点: 無料オンラインツールには、広告が多い、怪しいポップアップが表示される、安全性が低いといったリスクが伴います。
• 利用する際は、信頼できる情報源から紹介されているか、評判はどうかなどを慎重に確認してください。

デスクトップソフトウェアを利用する方法

• 概要: PCに専用のソフトウェアをインストールして使用する方法です。オンラインツールよりも安定しており、多機能なものが多いです。
• 一般的な使い方:
  1. ソフトウェアをダウンロードし、PCにインストールします。
  2. ソフトウェアを起動します。
  3. 保存したいYouTube動画のURLをコピーします。
  4. ソフトウェア内の指定された場所にURLを貼り付けます（自動検知するものもあります）。
  5. ダウンロード設定（形式、画質、保存先など）を選択します。
  6. ダウンロードを開始します。
• メリット: 一括ダウンロードや変換機能など、高度な機能を持つものが多い。比較的動作が安定している。
• デメリット: インストールが必要。無料版は機能制限がある場合が多い。

スマホ（iPhone/Android）でYouTube動画を保存する方法：アプリ例と使い方

スマートフォンでYouTube動画を保存する場合、主にモバイルアプリを使用します。

ただし、App StoreやGoogle Playストアでは、著作権侵害を助長する可能性のあるアプリは基本的に公開されていません。

そのため、

• アプリストア以外で配布されているアプリ
• 動画保存以外の機能をメインとしたアプリ

に保存機能が付随しているケースが多いです。

モバイルアプリを利用する方法

• 概要: スマートフォンに動画保存機能を持つアプリをインストールして使用します。
• 一般的な使い方:
  1. アプリストアまたは信頼できる配布元からアプリをダウンロード・インストールします。
  2. アプリを起動します。
  3. アプリ内でYouTubeを開くか、YouTubeアプリ/Webサイトで動画URLをコピーし、アプリに貼り付けます。
  4. ダウンロードオプション（形式、画質など）を選択します。
  5. ダウンロードを開始します。
• 注意点: アプリストア以外で配布されているアプリは、安全性の確認が難しく、ウイルス感染や不正な広告表示のリスクが高いです。利用は自己責任で行い、信頼できるソースからの情報のみを参考にしてください。 アプリによっては、動画保存機能が規約変更などにより使えなくなることも頻繁にあります。

安全なツール・サイトを見分けるポイント

残念ながら、YouTube動画保存ツールの中には危険なものも存在します。

可能な限り安全なツールを見分けるためのポイントです。

公式サイトや信頼できるレビューサイトからの情報か

出所不明のサイトや、過剰に宣伝されているだけのサイトは避ける。

利用者の評判・口コミ

他のユーザーのレビューを参考にする。ただし、偽のレビューにも注意が必要。

広告の量と質

あまりに広告が多かったり、怪しい内容の広告が表示されるサイト・アプリは危険な可能性が高い。

ソフトウェアの場合は提供元

開発元が明確で、しっかりした会社が提供しているか確認する。

要求される権限（アプリの場合）

動画保存に関係ない過剰な権限（電話帳、位置情報など）を要求するアプリは避ける。

MP4/MP3など形式を選択するには？高画質（HD/4K）で保存したい場合

多くの動画保存ツールやサイトでは、ダウンロード時に動画の形式や画質を選択できます。

形式

MP4: 標準的な動画形式。多くのデバイスやプレイヤーで再生可能。動画と音声の両方を保存したい場合に適しています。

MP3: 音声ファイル形式。動画から音声だけを抽出して保存したい場合に適しています（音楽、ポッドキャストなど）。

その他、AVI, MOV, FLVなど、ツールによって対応形式が異なります。

画質

• 360p
• 480p
• 720p (HD)
• 1080p (Full HD)
• 1440p (2K)
• 2160p (4K)

などが選択肢として表示されることが多いです。

高画質になるほど、ファイルサイズは大きくなります。

デバイスのストレージ容量と相談して選びましょう。

元のYouTube動画が低画質の場合、ツールを使ってもそれ以上の高画質で保存することはできません。

プレイリストをまとめて保存するには？

単体の動画だけでなく、YouTubeのプレイリストをまとめてダウンロードしたいというニーズもあります。

• 一部のデスクトップソフトウェアや高機能なオンラインツールでは、プレイリストのURLを認識し、リスト内の動画を一括でダウンロードする機能を提供しています。
• 無料ツールではこの機能がない場合や、有料版限定の機能となっていることが多いです。

改めて強調！違法なダウンロードの危険性とその影響

繰り返しになりますが、著作権を侵害する違法なYouTube動画のダウンロードは、法的な罰則の対象となるだけでなく、様々なリスクを伴います。

• 刑事罰: 違法アップロードと知りながらダウンロードした場合、2年以下の懲役または200万円以下の罰金、あるいはその両方が科される可能性があります。
• 民事訴訟: 著作権者から損害賠償を請求される可能性があります。
• ウイルス感染・マルウェア: 危険なダウンロードサイトやツールから、お使いのデバイスがウイルスに感染したり、マルウェアが侵入したりするリスクが非常に高いです。個人情報の流出、データ破損、不正請求などの被害につながります。
• 広告詐欺・フィッシング: 悪質なサイトでは、偽の警告表示やフィッシング詐欺に誘導される危険性があります。

これらのリスクを避けるためにも、

ダウンロード対象の動画が著作権者の許可を得て公開されているものか

ツールやサイトが安全なものであるか

を慎重に見極める必要があります。

少しでも不安がある場合は、ダウンロードしないのが賢明です。

合法かつ安全な代替手段：YouTube Premium

YouTube動画をオフラインで視聴したいという目的であれば、YouTube Premiumを利用するのが最も合法かつ安全な方法です。

YouTube Premiumとは

月額料金を支払うことで、YouTubeを広告なしで視聴できるほか、バックグラウンド再生やオフライン再生（動画のダウンロード）機能が利用できる公式サービスです。

YouTube Premiumでできること完全ガイド！料金、特典、登録方法を解説

メリット

完全に合法: YouTubeが公式に提供している機能なので、著作権や利用規約の問題は一切ありません。

安心・安全: ウイルス感染や情報漏洩のリスクはありません。

多機能: 広告非表示、バックグラウンド再生、YouTube Music Premiumの利用など、ダウンロード以外のメリットも多数あります。

デメリット

有料サービスであること。

オフライン視聴を頻繁に利用するのであれば、安全面・合法性を考えるとYouTube Premiumが最も推奨される選択肢と言えるでしょう。

安全に賢くYouTube動画保存を検討しよう

YouTube動画を保存するためのツールや方法は数多く存在します。

PC・スマホ問わず無料でも利用できるものはあります。

しかし、その便利さの裏には、違法性やセキュリティ上のリスクが潜んでいることを忘れてはなりません。

この記事でお伝えしたように、動画保存を行う際は以下の点を必ず確認し、自己責任において慎重に判断してください。

• ダウンロードする動画は、著作権者の許可を得て公開されているものか？（違法アップロード動画のダウンロードは絶対にNG！）
• 利用しようとしているツールやサイトは安全か？（怪しい広告やポップアップがないか、評判はどうか）
• 著作権法やYouTubeの利用規約に違反しない範囲での利用か？

もし、

• これらのリスクを避けたい
• より安心して利用したい

ということであれば、YouTube公式の有料サービスであるYouTube Premiumの利用を検討することをおすすめします。

YouTube動画は、クリエイターが時間と労力をかけて制作した大切なコンテンツです。

ルールを守り、クリエイターへのリスペクトを忘れずに、賢く動画を楽しみましょう。

【免責事項】

この記事は、YouTube動画の保存に関する情報提供を目的としており、特定のツールやサイトの利用を推奨するものではありません。

動画のダウンロードは、著作権法およびYouTubeの利用規約に関わる行為であり、行う際はご自身の責任において適切に判断してください。

この記事の情報に基づいて発生したいかなる損害についても、当サイトおよび筆者は一切の責任を負いません。