20代で手取り20万以下はきつい!転職希望者の行動注意点
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あなたはこんな悩みを抱えていませんか?
- 20代正社員で手取りが15万円しかない
- 30代正社員なのに手取りが20万円以下。
生活するために仕事をしているのに、これでは生活が苦しい。
こんな声がコロナ禍で広がりを見せている。
これまでにも関連する記事を書いてきました。
明らかに平均年収よりも低いと感じている人がこの先どうやって生きていくべきなのか?
転職をしたほうが早い?
でも一方でこんな声も聞こえてくる。
- 20代で正社員の仕事が見つからない
- 30代で正社員に応募しても落ちる
- 35歳以上になると転職はかなり厳しい
やりたいことができない。
買いたいものを我慢し続けている
結婚したいけどこのままでは生活もままならない。
こんな悩みから抜け出すにはどうすればいいのか?
今回の記事では、30代で手取り20万円以下の生活を改善するための方法について、以下の目次でご紹介していきます。
30代で手取り20万円以下は年収も低い?
同じ会社で継続するメリットデメリット
転職成功で年収アップ?ダウンの可能性
月収5万円~10万円アップは簡単なのか?
転職エージェントの過信は危険【体験談】
30代で手取り20万円以下は年収も低い?
高卒で10代で働きだす人もいます。
20代前半で大卒、専門卒で働きだす人もいます。
初任給であれば、手取り20万円以下になることもあたり前の時代です。
地方に行けば行くほど、20万円以下でも19万円、18万円、15万円などの手取りは当たり前です。
全てがブラックと言えるかと言えばそうとも言えません。
30代平均年収や手取りの現実
毎年厚生労働省が発表している賃金構造基本統計調査。
このデータから見える数字は以下の通り。
男性【30代前半】 | 平均年収290万円 平均月収20万円 |
男性【30代後半】 | 平均年収328万円 平均月収22万円 |
女性【30代前半】 | 平均年収247万円 |
女性【30代後半】 | 平均年収256万円 |
男女計の総合平均 | 307.7万円 |
この数字を見る限りではすべての年齢で考えた際にも別にすごく低いということにならない。
平均月収よりも大事なこと
年収や月収と言うと数字が大きい方が稼げると感じる人は多い。
しかし、実際には、あなたがやっていることを以下の分類で考えることが重要。
- 資格の優位性
- 拘束時間の平均値(残業込)
- 仕事の内容
- これまでの業績や実績
上記の条件を考えた上で、実際の時給で計算をすると分かりやすい。
年収290万円を1ヶ月22日勤務、1日8時間労働で計算する。
すると、
290万円÷12ヶ月÷22日÷8時間=時給1373円という計算になる。
時給1373円の仕事と聞いてその数字は高いと感じるか安いと感じるか?
この考え方をすれば、平均値がすべてではないと感じられるようになる。
与えられた仕事の難易度
結果として、その人が残業なしで定時にはしっかり終わることが可能な仕事だとしたら?
この結果は、基本的には、低くなっても他の仕事よりきついとは言えない。
正社員で手取り20万円以下は低いが、楽だ。
こう思っているなら、それ以上の年収を探すという事は今よりももっときついし大変な仕事に移動することになります。
この覚悟がない時にはあまり悩んでも仕方がないと思いませんか?
同じ会社で勤めるメリットデメリット
30代で手取り20万円以下の給料だから辞めるのか?
給料が増えるなら、本当に何もかも耐えられるのか?
この点で考えるメリットデメリットを解説していきます。
メリット
- 長く在籍すれば人間関係でも先輩でいられる
- 1から仕事を覚える必要がない
- 責任やプレッシャーはあるがやりがいも感じられる
- 経営者や上司などと上手くやっていければ精神的にも楽になる
つまりは、上手くやっていくことができる人は、肉体的にも精神的にも楽になれる可能性はある。
デメリット
- 年収が今以上に大幅に上がる保証はない
- 出世や昇格ができない可能性もある
- 退職金が出ない会社になる可能性もある
- コロナ禍でリストラや解雇なども考えられる
業績や企業規模などにもよって大きく違いががありますが、雇われる=安定という時代ではない。
転職すれば
転職成功で年収アップ?ダウンの可能性
例え転職が成功したとしても必ず年収が上がるとは言い切れない。
どういうことかなのか?
異業種転職と経験ゼロ
- 業界未経験者歓迎
- 資格なし(無資格者歓迎)
- 転勤なし
こういう文字に誘い込まれていませんか?
企業も人手不足が深刻化しています。
そうした中で、少しでも見た目で優しい環境だとアピールをしたい。
しかし、現実は?
- OJTも充実となっていたがDVDだけだった
- マニュアルがあると言われたが古い情報で役に立たない
- 優しい先輩が指導と書いてあったがすぐに退職して一人になっていた
このように、求人詳細情報で見た内容とのギャップがどんどん大きくなっている。
異業種転職の天国と地獄
これまでの経験が活かせるとはそもそも何か?
この答えとして、以下の考え方が大切になります。
- 同じ業界内である
- 業界を変える予定はない
- 企業規模が大きい会社から小さい会社に移る
上記のような条件を満たす際には、転職をした後には成功する可能性もあります。
しかし、逆は大変です。
- 実績もキャリアもないのに大手に挑戦する
- 業界の変更を検討した
- ベースの給与が高い会社にエントリーした
こういうケースでは、基本的には、幅広い知識や経験を持っていないと最終的にはその業界や業種に対して馴染めないことで辞めてしまう事も多い。
月収5万円~10万円アップは簡単なのか?
コロナ前
- 多少年齢的に社会人経験有というだけで採用
- 「応相談」から人柄によって採用される
上記のような傾向もありました。
しかし、コロナ禍になって面接もオンライン化したことでかなり変わってきました。
給与の交渉はごく一部
- スキル
- 経験
- 知識
上記の3つを兼ね備えている人は、希望する年収を素直に伝えるだけで大丈夫な会社もあります。
しかし、多くの会社は折り合いをつけて最終的な年収を決める際には、一定の役職候補という採用を検討する。
こういう立場で検討していない人は以下のデータを見てよく考えたほうが良い。
月収5万円アップ | 年収60万円アップ |
月収6万円アップ | 年収72万円アップ |
月収7万円アップ | 年収84万円アップ |
月収8万円アップ | 年収96万円アップ |
月収9万円アップ | 年収108万円アップ |
これだけの金額を出してあなたを採用する価値は何か?
さらに
エージェント経由にすれば手数料も支払う。
年収の20~30%を支払う。
これだけの投資をして採用される価値があなたにありますか?
もしあなたが会社の経営者なら今の自分にそれだけの価値があると判断しますか?
もしNOなら、その希望は叶わないと思います。
転職エージェントの過信は危険【体験談】
よく転職サイトを羅列したような個人アフィリエイターのブログが出てきます。
しかし、こういう人は基本的にエージェントをまるで知りません。
エージェント業務経験者が解説
私は実際にエージェント業務もこなしてきました。
100名以上の男女の転職活動をサポート。
しかし、活動中に感じたのは、完全に人任せであること。
さらには、スキルがない人が非常に多いことに驚きました。
転職エージェントと言ってもすべての業種、職種の現場を理解しているわけではありません。
企業から手数料を支払いが早いところを紹介する。
この流れがあります。
結果、どのサービスも登録してから出てくる案件は以下のような会社。
- 離職率が高い
- 採用は簡単にしてくれる
- 条件面は悪くないが良くもない
- 出世する人はかなり希少な存在
こういう会社ほど、企業の業績などを考えても結果的に人材としてとりあえず採用するという流れがあります。
さらに、
リクルート系のマイナビ等は若い世代しか需要がありません。
その背景も理由はあります。
人柄重視というのは、単純に企業に文句を言わなそうな人を選ぶ。
これが現実です。
プロのサポートというのは、単に応募書類の添削と簡単な面接対策などを教えてくれるだけです。
直接応募のほうが採用される現実
私が企業から直接言われたことがある決定的なセリフを一つご紹介しておきます。
「人材紹介出なかったらほしい人なんだけどね」
「手数料払ってまで欲しいかと言えば今回はパスだね」
つまり、安易にエージェントを使う人のほうが採用されるチャンスを逃す可能性もある。
むしろ、人によっては、不採用になる可能性が高いとも言えるのです。
十分注意してください。
自分のこれからの生活を豊かにするため?
企業への推薦文があると強い?
そんなことは微塵も関係ありません。
最も確実に給与をアップらさせるためには、面接前の段階である程度欲しいと思わせた人の勝ちです。
そうでなければ、安易に年収アップなんて話は企業側もしてきません。
参考サイト