GitHubの通知をSlackに連携!設定方法から通知が来ない時の対処法まで徹底解説
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- 「GitHubの通知をSlackに連携したいけど、設定方法がわからない…」
- 「連携はしたはずなのに、なぜかSlackに通知が来ない…」
このように、GitHubとSlackの連携についてお悩みではありませんか?
GitHubとSlackを連携することで、
- プルリクエストの作成
- レビュー依頼
- Issueの更新
といった重要な情報をSlack上でリアルタイムに把握できるようになります。
チームのコミュニケーションと開発効率を向上させることができます。
今回の記事では、
- GitHubの通知をSlackに連携する基本的な設定方法
- 連携後に通知が来ない場合に確認すべきポイント
- 具体的な解決策
まで、わかりやすく解説します。
ぜひこの記事を読んで、GitHubとSlackの連携をスムーズに行ってください。
日々の開発業務にお役立てください。
SlackとGitHubを連携するメリット
まず、SlackとGitHubを連携することで得られる主なメリットを3つご紹介します。
リアルタイムな情報共有
GitHub上でのアクション(プルリクエストの作成、レビュー、Issueのオープン/クローズなど)をSlackで即座に通知を受け取れます。
情報伝達の遅れを防ぎます。
迅速な対応が可能になります。
チームのコミュニケーション活性化
重要な更新情報をチーム全体で共有しやすくなります。
議論や意思決定がスムーズになります。
開発効率の向上
Slack上で通知を確認できます。
GitHubの画面を頻繁に確認する手間が省けます。
開発者はよりタスクに集中できます。
SlackとGitHubの連携方法
SlackとGitHubを連携するには、以下の手順を行います。
Slack AppディレクトリからGitHub Appを追加する
- Slackのワークスペースを開き、左サイドバーの「App」をクリックします。
- 右上の検索バーに「GitHub」と入力し、検索結果に表示される「GitHub」Appをクリックします。
- 「Slackに追加」ボタンをクリックします。
- GitHub Appがアクセス許可を求めてくるので、内容を確認し「許可する」をクリックします。
GitHubリポジトリとSlackチャンネルを連携させる
- GitHub AppがSlackに追加されると、SlackにGitHub Appからのダイレクトメッセージが届きます。そのメッセージ内の「Connect your GitHub account」をクリックし、GitHubアカウントを連携させます。
- 次に、通知を受け取りたいGitHubリポジトリとSlackチャンネルを連携させます。連携方法はいくつかあります。
- Slackチャンネルから連携: 通知を受け取りたいSlackチャンネルで
/github subscribe [ユーザー名/リポジトリ名]
と入力して送信します。例:/github subscribe google/guava
- GitHub Appの設定画面から連携: Slack Appのダイレクトメッセージ内にある「Manage」をクリックし、表示された設定画面からリポジトリとチャンネルを選択して連携させます。
- Slackチャンネルから連携: 通知を受け取りたいSlackチャンネルで
通知設定をカスタマイズする
連携後、通知を受け取るイベントの種類をカスタマイズできます。
- プルリクエスト: 作成、レビュー依頼、マージなど
- Issue: 作成、アサイン、クローズなど
- コミット: 新しいコミットのプッシュ
- リリース: 新しいリリースの公開
- ブランチ: 新しいブランチの作成
通知設定は、Slackチャンネルで /github subscribe [ユーザー名/リポジトリ名] [オプション]
のようにオプションを追加することで変更できます。
例:Issueの通知のみを受け取る場合: /github subscribe google/guava issues
利用可能なオプションは、GitHub Appの設定画面やヘルプコマンド(/github help
)で確認できます。
SlackにGitHubの通知が来ない時の対処法
連携設定をしたにも関わらず、SlackにGitHubの通知が届かない場合、以下の点を確認してみてください。
GitHubとの連携状況を確認する
- SlackでGitHub Appとのダイレクトメッセージを開き、「Manage」をクリックします。
- 連携済みのGitHubアカウントとリポジトリの一覧が表示されるので、通知を受け取りたいリポジトリが正しく連携されているか確認します。
- GitHubアカウントが連携されていない場合は、「Connect your GitHub account」から再度連携を行います。
Slackチャンネルの通知設定を確認する
- 通知を受け取りたいSlackチャンネルを開き、チャンネル名をクリックします。
- 「インテグレーション」タブを選択し、「GitHub」Appが表示されているか確認します。
- GitHub Appが表示されていない場合は、再度連携設定を行ってください。
GitHub Appの通知設定を確認する
- SlackでGitHub Appとのダイレクトメッセージを開き、「Manage」をクリックします。
- 連携済みのリポジトリの設定を確認し、通知を受け取りたいイベントが有効になっているか確認します。
- 必要に応じて通知設定を編集し、「Save Changes」をクリックします。
GitHub側の通知設定を確認する
- GitHubの該当リポジトリを開き、「Settings」タブをクリックします。
- 左側のメニューから「Integrations」を選択し、「Slack」Appが表示されているか確認します。
- 「Manage」ボタンをクリックすると、Slack側の設定画面に遷移します。こちらでも通知設定を確認できます。
Slackの通知設定を確認する
- Slackのデスクトップアプリまたはブラウザ版を開き、右上のプロフィールアイコンをクリックします。
- メニューから「環境設定」を選択し、「通知」タブを開きます。
- 「キーワード通知」や「チャンネルごとの通知設定」で、GitHub関連のキーワードやチャンネルがミュートになっていないか確認します。
ネットワーク接続を確認する
稀に、ネットワークの接続状況が不安定な場合。
通知が遅延したり届かないことがあります。
インターネット接続が正常であることを確認してください。
GitHubのステータスを確認する
GitHub自体で障害が発生している場合、通知が正常に送信されない可能性があります。
GitHubのステータスページ(https://www.githubstatus.com/)で、GitHubの稼働状況を確認してみてください。
Slack Appを再インストールする
上記の方法を試しても解決しない場合。
一度Slack Appをワークスペースから削除しましょう。
再度インストールすることで改善することがあります。
GitHubとSlackの連携は、チーム開発において非常に強力なツールとなります。
この記事を参考に、スムーズな連携設定を行ってください。
通知が来ない時の対処法を理解しておくことで、より快適な開発ライフを送ることができるでしょう。
もし設定やトラブルシューティングで困った場合は、SlackやGitHubのヘルプドキュメントを参照したり、チームメンバーに相談してみてください。